解剖学マスターを目指して。[総論]
まず最初のシリーズは[解剖学]についてです。
これらを覚えて私は体の仕組みを理解していきました。
医療従事者を目指している方は参考にどうぞ♪
まず、解剖学とは何ぞや?というわけですが
→正常な人体の構造についての学問といわれています。
まず初めは人体の区分から書いていきます。
①体幹:頭、頚、胸、腹
②上肢:腋窩、上腕、肘頭、肘窩、手掌、手背
③下肢:大腿、下腿、膝蓋、膝窩、足背、足底
おおまかに分けると上記のように分かれます。
次に人体の構造について
①細胞:生命の基本的単位(人体は約60兆個の細胞からなると言われます)
②組織:いくつかの細胞とその生産物で構成される構造の単位
③器官:いくつかの特定の機能を持った組織が組み合わさった単位
④器官系:いくつかの共通の機能を持った器官が組み合わさった単位
⑤個体:すべての器官系が組み合わさった単位
続いては、上記①~④について細かく記していきます(^^)/
細胞の構成要素
1.細胞膜
細胞の内外の境界のことです。
特徴としては、分子量の大きな物質は通さない「選択的透過性」(特定の物だけを通す性質)があります。
2.原形質
細胞膜で囲まれた部分であり、核・細胞内小器官に分かれます
(1)核
核膜に包まれており、核膜孔という穴が開いています
DNA(二重らせん構造)
転写と翻訳について
DNAの遺伝情報は転写と呼ばれる過程でmRNAに変換されます。mRNAの塩基配列をもとにリボゾームでアミノ酸が繋がっていき、たんぱく質が合成されます。この過程を翻訳といいます。
→要するにDNA→[転写!]mRNA→[翻訳!]!たんぱく質合成ということです♪
(2)細胞内小器官
①ゴルジ装置
扁平な袋状構造が数層重なるもので、たんぱく質の貯蔵や分泌を行っています
二重膜につつまれており、酸素を用いてエネルギーを発生する酵素を、ATPを作る
③中心小体
細胞分裂で重要な役割を担い、紡錘糸の起点と言われています
④小胞体
平らな袋状の構造で、その表面にリボゾームが付着している粗面小胞体と付着していない滑面小胞体があります。物質の輸送に関与しています
→リボゾーム:たんぱく質を作っており、粗面小胞体に付着・原形質中にも遊離しています
⑤リソソーム(水解小体)
膜に包まれた顆粒状の構造。加水分解酵素を含み、細胞内で不要物を分解します
⑥フィラメント
ごく細い線維で細胞の運動や動きに関与しています
⑦微小管
ごく細い管状の構造で細胞の形を保ち、細胞内での物質輸送に関与しています
細胞は上記のもので構成されていると言われています。最後に重要なものが細胞分裂になります。
②減数分裂:精子や卵子の母細胞である生殖細胞にみられる細胞分裂です。染色体数が半減します。
→細胞の染色体数はヒト46個(常染色体22対:44個)+性染色体2個で構成されています。男女で性染色体は異なり、男(X染色体とY染色体)・女(X染色体とX染色体)となっています。
☺ここでひとつ豆知識☺
精子には常染色体22個とX染色体をもつもの・常染色体22個とY染色体をもつものの2種類があります。
卵子には常染色体22個とX染色体を持っています
そのため、Xの性染色体を持つ精子が受精すると女性・Yの性染色体を持つ精子が受精すると男性となるといわれます。
今回はここまでで閉めます。
次回は、人体の構造である組織、器官、器官系、個体についてまとめてみます。
絵などが無くて見にくいと思いますが、絵なども時間があるときに貼っていく予定ですのでよろしくお願いします。